講師長の田中です。ProtoOut Studio 第1期第6回は伴野さんによる発想ワークショップとなります。普段の手を動かして発想を広げていく授業とはまた違ったアプローチで、アイデアの生み方や考え方をレクチャーいただきました。

今回は講師長はこのレポートをさせていただきます。

全体像の説明

アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものではないというメッセージから、アイデアの要素の出し方と結合の探し方を中心にお話しいただきました。

アイデアには非線形・線形のアイデアの到達の世界があるという導入です。このあと、非線形・線形のアイデアという2つの方向でワークショップできる素敵な流れ!

線形的なアプローチによるアイデア発見

アイデアカメラという手法で、アイデアが出そうなありそうな画像を決め、課題とソリューションを考えていきます。今回のテーマは「駅」。

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まずはじめにアイデアカメラで課題の元となる写真の選定です。生徒がやりとりしているDiscordでも共有して、他の班の考えもシェアしていきます。

さらに写真を軸に考えて、ポストイットで課題をまとめていきます。

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ぞくぞくとアイデアが出ています。このあたり生徒の人たちも入学当初よりアイデアの瞬発力は上がっていると感じますね!

ここから課題とソリューションをB4紙に絵と言葉で書き出します。

ここから、アイデアの共有・フィードバック30分。お互いの課題・ソリューションを説明し合う時間。

シックスハット法(参考:【アイデア発想】テーマについて多面的に対話するためのフレームワーク6つの帽子)といった6つの視点(否定的な役割・テクニカルな役割・面白くする役割・ビジネス的なコメントの役割)意識しながら、班のみんなでお互いにフィードバックします。

とても盛り上がっていました。今回はあえて実現度は置いておいたが、このようにあ色々な考え方が混ざっていろいろな話が生まれたように、さらに、もし、さまざまな技術や発想の引き出しがあればあるほど、幅広い形でアイデアの親結合が生まれることも伴野さんから伝えられていました。

非線形的なアプローチによるアイデア発見

つづいて、非線形的なアプローチによるアイデア発見のワークショップです。これ、線形からのギャップがあって、かなり頭がフル回転ですねw

線形は親結合(近しい結合)でしたが、非線形は新しいアイデアの結合を探っていくので遠さが大事という話を交えつつ、そのアイデアを出すための手法「クレイジーエイト」「しりとり」のような話も出てきました。

いよいよワークショップ開始です。連想をどんどんつなげるマジカルバナナシートで各班でアイデアひろげていきます。ロジカルな線形のアイデアとは雰囲気が全然違って、アイデアがどんどん遠くに飛び立って、新しいワードが生まれていきますw カオス感がいいですね!

出てきたワードを元に、非線形アイデアは組み合わせてとりあえず何かキーワード的なもので出していこうという進行。ここでは「非線形なアイデアは考えたら負けですよ」というパワーワードも出ました。

そして新結合から発想されるプロトタイプを一つ書き出してみる時間。このアイデアがどうなるのか!?説明・フィードバックへ。アイデア的に難しいもの技術的に実現できるのかは頑張って押さえて説明しようというルールがあります。

技術×アイデアの発散について&最後のまとめ

さて、線形・非線形のワークショップをし終えて最後のまとめです。

技術×アイデアの発散について、線形・非線形の話を伴野さんからあれこれ話していただき深めていただきました。ありがとうございました!

このワークショップを終えたあと、生徒の間でも活発に会話がされていたのが印象的でした。

たとえば「自分のアイデアは非線形が強いので、より特化するべきか、線形の要素も入れてロジカルにしようかなあ」といった話や「そもそも線形でも非線形でも技術的にしっかり実現できるよう力をつけたい」とったような会話も聞かれました。

このように生徒の中でアイデアの方向性と技術の振るい方が考えられるようになっていて、私が授業で伝えている手を動かして発想をしていくという側面とマッチしてProtoOut Studioの目指すアイデアと技術の融合する良いアプローチがあるなと感じました!