タスク管理アプリで情報共有しよう

タスク管理アプリで情報共有しよう

制作の理由

部門内での現状の情報共有方法(連絡ノート、ワークスケジュールへのメモ、口頭での共有など)がうまく機能しておらず、またメンバーによって出勤日数や出勤時間数の差もあることから、やらなければいけない業務の伝達・進捗具合に差が出来ていました。
 
そのため、「管理者(主任)から部門メンバー全員に直接情報発信できる」、「業務の内容、期日などが明確に分かる」、「いつでもどこでも確認できる」ツールを作成し、この問題を解決したいと思い、制作にあたりました。
 

制作物の紹介

 
出来上がったのがこちら、タスク管理アプリ「たすき」です。
 
利用者:自分のやらなければいけないタスクの確認、完了チェックが出来ます。
管理者:タスクの新規作成・編集・削除などの管理作業(部門内メンバーのタスクの進捗確認もバッチリ)、自部門の従業員の登録・削除、ログイン時のパスワードの初期化などが出来ます。
 
使用したツールは「Google AI Studio」と「Firebase」の二つです。
 
【作成手順】
  • Google AI StudioでWebアプリの画面を作成(AIによるコード生成)、CloudRunにデプロイ
  • Firebaseでデーターベースを作成、Google AI Studioと連携させる
  • Webアプリの画面上での操作・処理(タスクの作成や編集、完了チェックを入れる操作など)がFirebaseに保存され、利用者にもリアルタイムで共有される

制作したアプリによる効果と、今後の課題

 
従来の情報共有方法(例:口頭での情報共有)でかかっていた時間はタスク1件につき約6分、そしてアプリでの情報共有の入力にかかる時間は約2分。
タスク1件につき、約4分の時間削減が見込めます。
 
1件あたりで見ると微々たる削減ですが、部門全体や週間・月間、会社全体で考えると膨大な時間数の削減につながるのではないかと考えられます。
 
 
今後も部門メンバーから感想や意見をもらって修正・改善をすすめ、このアプリの使用を継続していく予定です。 現時点では、機能の追加(翌日への引き継ぎが出来る機能、朝礼・ミーティングでの連絡事項の共有が出来る機能など)や、このアプリのマニュアル・取扱説明書の作成などをしたいと考えています。
 

最後に

この研修に参加して、今までどう解決すればいいのか、自分で解決するのは難しいのではないかと考えていた問題も、デジタルツールやAIを使用することで解決できるのではないかと、問題解決への道が開けました。
また、作成したアプリにフィードバックをもらったり、ツールの使い方や作成過程で困ったときに助言をいただいたり、周りからの協力なくしては成り立たないことばかりでした。
プロトアウトの先生、同期・先輩の皆様、職場の皆様、本当にありがとうございました。
 
今後も、今回の研修で学んだ知識・経験を業務でも活かせるよう、精進します!