クラフト・アート…領域や手段を超えてシームレスにものづくりできる場所「工作室もくもくはりねずみ」をつくった話

クラフト・アート…領域や手段を超えてシームレスにものづくりできる場所「工作室もくもくはりねずみ」をつくった話

こんにちは!プロトアウトスタジオで先生やコミュニティ運営を行っている私市(きさいち)です。
 
今年の7月に自分の事業として工作室の運営をはじめました。
今回はその経緯や、活動、今後の展望について書かせていただきます。
 
 

東京は「机より大きいものづくり」がしづらい

たくさんのものづくりイベント、展示会。
東京はイベントやその出展機会が多く、人が多い分、メイカーの数も多いです。
都内でものづくり活動を行うメリットは大きいと思います。
 
しかし!
 
「机より大きいものづくり」となるとどうでしょう。
切断や研磨、塗装といった作業は、大きい音・粉塵・ニオイが出るなど
自宅の一室で行いづらいものが多いです。
 
海外や地方のように、自宅のガレージから工具を出して、音も粉も気にせず庭で作業できれば最高ですが、都内でそういうお家に住んでいる人は多くないでしょう。
 
かといって、アトリエ的な創作専用の場所を用意しようと思うと、
地代家賃が高く、かつ周りの環境も気にする必要があり難易度が高い…。
 
私の知り合いには、無理やりベランダで塗装や木材切断を行って苦情が来た友達が何人もいます(笑)
 
 
 

環境が創造性に制限をかけてしまっているのでは……?

 
こうした環境では、「机より大きいものづくり」をする機会が生まれにくいです。
アイデアを考える段階でも「自分の手に収まる範囲」以外の選択肢を無意識に捨てているのではないか……。
大きなアート作品や、機械が無いと作れないようなクラフト品などなど。
 
プロトアウトスタジオのカリキュラムは、なにか一つのプログラミング言語を極めるのではなく、とにかくたくさんの技術・手段・ツールを生徒さんに渡し、学んだことを使ってすぐにアウトプットさせる設計になっています。
 
手段をたくさん知り「自分でできる幅」が広がると、アイデア・表現の幅が広がるためです。
 
ものづくりの環境についても同様のことが言えるのではないでしょうか。
「机より大きいものづくり」ができる場所があれば、アイデア・表現の幅がもっと広がるのではないか。
 
 

大きい工具がたくさん置いてあり、思う存分作業できる工作室を作った

 
都内でも思う存分工作したい!
アートもクラフトもプロダクトも、自分のアイデアを自由に実現してもらいたい!
 
そのような思いが高まり、今年の7月に
「机より大きいものづくり」ができる設備・道具がたくさん置いてある場所
「文京区の工作室もくもくはりねずみ」をオープンしました。
 
▼工作室もくもくはりねずみ▼
 
電動木工工具、3Dプリンター、ポータブルレーザー加工機、カッティングマシンなどなど、沢山の種類の工具・道具を揃えています。
 
木を切って、穴を開けて、組み立てて、レーザー加工機でロゴを刻印し、カッティングマシンで作ったマスキングシートを使ってペイント、
と言う感じで、色々な道具をつかって試行錯誤しながら作業することができます。
 
 
 
 

プロトアウトコミュニティ「もくはり工房」に入って一緒にものづくりをしませんか

 
これからものづくりにチャレンジしたい、またはものづくりが好きで学び続けたい・作り続けたい人のためのコミュニティ「プロトアウトコミュニティ」の中で、
「もくはり工房」として活動をしています。
 
 
もくはり工房では、3Dプリンター・木工IoTなど、物理的なものづくりを積極的に行っています。
  • 3Dプリンター、CADやCGソフトを用いた制作に興味がある
  • 大きいもの作りたい!
  • クラフトやアートに興味がある!
 
このような方が集まって、
 
  • Blender もくもく勉強会: 3DCGを作成するアプリケーションBlenderのチュートリアルを集まって一緒にやる勉強会
  • 展示会への出展: NT東京に制作したものを出展
  • 空き家DIYの知見を共有するLT(ライトニング・トーク)
 
などの活動を行っています。
楽しみながら、一緒につくって学びましょう〜!
 
▼お申し込み・詳細はこちらからどうぞ▼