値下げ・廃棄指標数値の管理自動化

値下げ・廃棄指標数値の管理自動化

制作物の紹介

DXの力を借りて解決できそうな、業務課題である、値下げ・廃棄を削減するための共通資料ないことに焦点をあてて取り組みをいたしました。個々のベクトルを定めて、同じ指標で目標の達成を目指すためには、現状の資料では、非常に見にくい物であるためです。
資料は見やすく・わかりやすく改善して、関連部署と共有する。この工程を自動化する事がゴールになります。Power Automate Desktop・VBAマクロを使用して改善していきました。
 
Power Automate Desktopでは社内システムのデータ取得、マクロモジュールの実行・メール配信を自動化しています。
 
VBAマクロモジュールを6つに分けて作成しました。  1、不要なセルを削除して、13店舗のデータを、13個のシートに分類  2、サマリーシートを作り、店別の廃棄・売価変更の情報を抽出  3、廃棄額の降順に並べ替え実施  4、店別のランキング上位3部門をピックアップして転記  5、字体・書式・印刷設定の変更指示
 6、日付挿入、色の設定、グラフ挿入
 
下記が最終的に作成した資料になります。
(一部、詳細情報を消しております。ご了承ください。)
 
 

作成理由

 ・BISという社内システムからデータをダウンロードするまでに1分32秒かかります。  ・ダウンロードしたExcelデータを加工することに、63分かかります。  ・メールの文章作成から配信で3分かかっていました。 この工程をPower Automate DesktopとVBAマクロ使って自動化します。

制作物を活用した結果

効果としては、年間で251時間の削減効果があります。
1番驚いたのは、582回のクリックがなくなったことです。指への作業負担が減り、腱鞘炎の防止につながると嬉しいです。
 
今後の目標
数値的目標としては廃棄売変率を現状の0.28%から2027年には0.2%まで削減させることです。
もう1つは、技術的なレベルを上げることで、データ管理の70%を自動化させることを目指していきます。