AIは使える/使えないのその先へ
こんばんわ!プロトアウトスタジオ1期生のりっくです!
普段はエンジニアをしていますが、プロトアウトスタジオの教室のお手伝いもしております!
さて、先日、LINEDCさんのイベントにて登壇してきたのでそのレポートです!
このイベント、後追いでも参加できるように、詳細な手順をバッチリ記事にしているので、ぜひ実際に作ってみて下さい!
イベントの起こり
このイベントへの登壇のきっかけは、「プロトアウトスタジオ」関連で様々な登壇経験があったからか、LINEDevelopersComunityさんからお声がけいただいたためでした。
技術構成(LINEBotとWithMake、kintone)と「AIを使った何か」という方針は決まっていたので、詳細を考えたり、実装をどうするかなどお手伝いしました。
WithMakeとLINEBotを繋いで実装する、というのはかなり経験があったので不安はなかったですが、そこにkintoneをつなぐ、というのは経験がなくチャレンジでした!
会場の登壇スペースの足元に「登壇者専用のモニター」まで準備してあって感動しました!
今回作ったもの
イベントで発表したのは、chatGPT、LINEBot、そしてkintoneを組み合わせて作成したお客さま対応ボットです。
- 全体像
シンプルですが、実用的なシステムになりました!
作ってみて
AIは下書き、人間がチェックするシステム
そこで、お客様の問い合わせをそのままAIを使って回答させるのではなく、AIにはお客さま対応の下書きを生成してもらうようにしました。
その内容はkintoneに保存し、最終的には人間が内容をチェックして、画面からチェック完了とすると、LINEBotを通じて返答を行えるというシステムです。
「AIの下書きを添削する」という作業の変換
お客さま対応の中には、感情的な要素が含まれる場合もあり、その全てを人間が対応するのはとても負担が大きいです。
「AIの下書きを添削する」という業務になると、出力される文章は同じだとしても、かなり心理的に楽になれるのではないでしょうか。
できる/できないの先へ
今回のイベントで「AIができないから全部人間がやろう」というのではなく、「AIでできない領域は協力して進んでいこう」という姿勢を学んだような気がします。
某知事が「100点じゃないからダメは間違った考え方」といったのが話題になっていますが、この時代の移り変わりが激しい時代では特にそう思います。
AIのまだまだ100点じゃない部分を人間がカバーし、ちょっとずつ得点を稼いでいく、というのが今の時代に求められていることだし、
逆に、「自分じゃない人」がやっていることが「100点」じゃなかったとしても、それは必死にもがいている最中かもしれない、と許容してあげられる心を持ちたいなと思いました。