待ち合わせが繋ぐふたりの初恋時間「ときメーター」

待ち合わせが繋ぐふたりの初恋時間「ときメーター」

ときメーターとは?

待ち合わせで2人が近づいていくときに、距離が色で分かる人形です。
私は推している夫を、いつでも近くに感じ、日常の中でもっとドキドキする時間を増やしたいという気持ちから、ときメーターの開発を始めました。
「GPSで取得した2人の距離に応じて、M5StickCPlus2のディスプレイに色が表示する」という仕組みです。
色の変化によって「相手が近くに来ている」ことを感じられ、とてもドキドキする体験ができます。

クラウドファンディングへ挑戦

ときメーターで私は9月中旬より2週間、人生初のクラウドファンディングに挑戦しました。
結果は支援者数53名・支援金額169,000円と自分の想像以上のご支援をいただきました!
「私自身」や「ときメーター」を応援してくれさる方がこんなにも周りにいてくれるということに感謝し嬉し涙で溢れる2週間を過ごしていました。
自分の想いを各SNSで発信することや、ものづくりのイベントに参加したり発表するなど積極的に飛び込んで行きました。
発信しなければ、現地に行ってなければ出会わなかった人たちと出会うことができ、この挑戦で私はとても自信がつき、さらなる開発へ、未来が楽しみになりました!
これからも自分と向き合いながら作り続けたいと思った貴重な経験でした。

周囲へはどんな巻き込みをしたの?

1.noteへの発信・企画参加


私は自身のプロダクトに合っている、夫婦関係をポジティブに捉えている人が多い「note」での発信をしていました。発信内容としては主に3つです。
  • 夫が推しということを熱量高く、わかりやすく絵を用いて伝える
  • 元幼稚園教諭がデジタルの世界で挑戦する姿を発信する
  • ずっと共感してくださっている方には、個人で連絡を取れる手段を設定し、DMで「自分の頑張っている姿を写真付きで報告する」など共感を得られるように工夫しました。
自分からお願いしていない方から私についての記事を書いてもらえたこともあり、「人とのつながり」「1対1での関わり」を改めて大切に感じました。
海外に住んでいる方とイラストコラボをしたり、すでにあるコミュニティーの記事作成企画にも参加し、自分を知ってもらう機会を作りながら新たなメインターゲットへの巻き込みも行いました。

2.テック界隈への発信・イベント参加


ときメーターではGPSやM5Stackを使っているため、ものづくりの方が集まるイベントへ参加して、実際にときメーターを見てもらって機能での相談をしたり、LTの登壇を積極的に行いました。
イベントではたくさんの方と関わることができ、実際に「LT見て支援したよ」という方が何人かいて、私の企画への熱量が届いたこと、とても嬉しく感じていました。
またものづくりで多くの方に自分のことを知ってもらうため、イラストで展示作品を1つのページに集めて発信しました。
出展せずとも違う形でサブターゲットの方達に認知され、巻き込むことができました。

3.真逆の世界で頑張っている姿を発信


私は元幼稚園教諭で、6月からデジタルの世界に入ってきました。
それまでは「紙での作業」が中心でアナログ人間でした。
今までの経歴を知っている身近な人からは「新しいことに挑戦する姿を応援するよ」と私自身を応援してくれる方でいっぱいでした。
実際に1番高額である「ときメーター人形プラン」を身近な方からたくさんご支援いただくことができました。

巻き込みをしてみて・・・

ときメーター人形は1組の支援を目標を設定していたのですが、実際には身近な人から、メインターゲットとなる夫婦の方に全部で6組ご支援いただきました。
さらに今後「ときメーターを広めたい!」とプロダクトを一緒に推進してくれる仲間も見つかりました。
 
共感力の高い方が集う「ときメーター専用のコミュニティー」で開発の進捗や考えを共有し、さらにプロダクトが良くなるよう盛り上げていきたいと考えています。

実装でチャレンジした技術は?

実際に授業で学んだClaudeを使い自分に必要な機能の取捨選択をしました。
私にとって「物理的な人形+距離に応じて色が変わる」という2点が大切だということに気づき、初めに距離に応じて色が変わるWEBアプリをメンターさんに教えていただいたNetlifyを使って作成しました。
WEBアプリは授業で学んでいたので、自分でChatGPTを使いながら色が変わるコードなどを作成ていきました。
その後物理的な人形にしていく過程で、授業では学んでいないFirebaseを使って座標の保存・計算を行うコードに取り組みました。
また、M5StickCPlus2のディスプレイに色を表示する機能をつけるため、Arduinoを使ったコードを書き込んだりもしました。
最終的な構造としては、このような図になっています。
 

本気で向き合ったプロダクトです


私は今まで幼稚園教諭だったので、デジタルの世界とは遠くの世界にいました。
ですがプロトアウトスクールに入って4ヶ月間、新しい技術を言葉の意味や操作方法を1から一生懸命に学んだことで、最終制作でM5Stackというハードウェアを使ったものづくりにも挑戦することができました。
実際に作ってみて全力で自分と向き合い、取り組んだことで満足のいくプロダクトになりました。
まだまだこれから開発も続けようと思っているので、私のプロジェクトは終わらないのですが、この経験をもとにさらにより良いものを自分の手で作っていきたいと感じました。