想いをカタチに プロトアウトスタジオ卒業生の作品を紹介してみた

想いをカタチに プロトアウトスタジオ卒業生の作品を紹介してみた

 
こんにちは!神谷です
今回は、プロトアウトスタジオの卒業生が制作したプロダクトを紹介していきます!
 
プログラミング、ITなどと聞くと、難しいコードを使って、その道のプロが使って作成するイメージがありますが、一人ひとりが生活をより豊かにするプロダクトを、楽しみながら形にできることを感じていただけたらと思います。
 
まずは個人で開発され、クラウドファンディングを行った事例を紹介します。

①シバコロ

 
芝生を熱狂的に愛す、よしだじゅんやさんによって開発されたシバコロ
こちらクラウドファンディング達成率が脅威の400%!!!
 
『シバコロ』は日本中の芝生情報をアーカイブし、人と芝生との出会いを生み出すサービスです。芝生で寝ころがる楽しみを当たり前のものにし、芝生でちょっと生活を豊かにできるような世界を目指しています。β版のご登録、ご意見もお待ちしています!https://camp-fire.jp/projects/view/634246?list=channel_sparks
 
よしださんは週に2、3回のペースで芝生を訪れ「溶けている」のだとか。
コンディションの良い芝生に寝転ぶと、芝生と体が一体になっていくような、まさに溶けていくような快感を味わえるのだそう。
 
日本中の芝生データベースを作りたいという想いで活動をスタートされ、芝生好き界隈で、各地の芝生情報を登録してもらっているなか
 
芝生の良さを知らない人たちにも広く知ってほしい、という想いが生まれ、人と芝生の出会いを生み出すアプリ、シバコロの制作に至ったそう。
 
シバコロは芝生の場所がマップにピン付けされており、ピンを選択するとその場所の芝生の特徴が見られる仕様になっています。
 
現在地からの距離が表示され、近くの芝生を検索することもできます。
ユーザーが実際に訪れた芝生をアプリ上で登録することもでき、今後より充実した芝生データベースが出来上がっていきそうですね!
 
私は九州に住んでいるのですが、芝生の登録がとても少なかったです、、、関東はたくさんありました、、、芝生格差、、、
九州の芝生格差(?)をなくすために、芝生探しに出かけようと思います。
 
シバコロ、皆様もぜひお試しください。
 
▶︎こちらからも登録いただけます。
※アプリのダウンロードは不要で、リンク先から直接動かせます。
 
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②LabCam

 
続いては、研究者をサポートするお知らせ機能付きカメラLabCamです。
こちら、文系の私には想像することしかできないのですが、研究者を絶望から救ってくれるカメラなのではないかと思います。
 
細胞や蛋白を扱う生化学領域のオートメーションロボットを扱う方におすすめとのことで
 
時間のかかる実験をする際、ロボットにプログラムをまかせて、朝には実験の結果が出ているはず!と研究室に向かったら、夜間のエラーで実験が止まってました、、、という事が起こってしまうのだとか。
 
文系でもわかる例に変換すると、PCのアップデートしたつもりで何時間か後にPCを開いたら途中でエラー起きてた、これからまたさらに何時間もPC使えない、、、といった感じでしょうか。
 
これがもし莫大な時間とお金をかけて作った実験だったら、、、絶望しますよね
この絶望を未然に防いでくれるのがLabCamです。救世主ですね。
 
ロボットの制御PCのエラー画面や、エラー状態を事前に学習させて、その学習させた画面や状態になった時に、研究者のSNSアプリ(今回はLINEを採用)へお知らせするエッジAIカメラです。https://camp-fire.jp/projects/view/211754?list=channel_sparks
 
エラー画面の学習はQRコードを使用して簡単に行うことができ、通常AIの学習には何十枚という画像が必要ですが、こちらはたった1枚の画像で学習が可能なのだとか。
お知らせにはLINE Notifyを使用し、通知によって予期せぬエラーに対応可能となっています。
 
開発者のミキさんご自身が生化学の実験に20年携わっており、自身の経験を活かして開発され
低価格、学習方法が簡単という点で、研究室への普及を促進したいと考えておられるそうです。
大変な労力と時間をかけて日々研究に励んでいる、研究者が一人でも多く絶望から救われますように。
 
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③よみとく

 
続いては、小説の読み応えがUPするアプリ、よみとくです。
小説の世界にもっと入り込みたい、小説の魅力を存分に味わいたい!と常日頃から思われているという開発者のニシグチさん
 
ある友人との出来事が、よみとくの開発のきっかけになったそうです。
友人からの新しい視点を取り入れて小説を読んでみると、読み応えが一変したそう。
 
確かに史実で明らかにされていない部分が、史実なのでは?と錯覚するほどのフィクションで補われている…1度目の読書では全く注目しなかったこの部分、史実とフィクションを繋ぐ重要な役割を果たしている…史実の通り物語が進むのか、それとも波乱が待っているのか確かに気になってくる…!結末を知っているのに2度目の方がワクワクドキドキする…!!https://camp-fire.jp/projects/view/647433?list=channel_sparks
 
とても興奮が伝わってくる文章ですが、この経験から、読了した人の経験を聞くことが楽しい読書につながることを発見し
この経験を広めたいと考え、よみとくアプリの開発に至ったそう。
 
よみとくの機能は主に二つあります。
 
機能①:小説の魅力検索機能
タイトルを入力するだけで、その小説に関する情報が簡単に入手できる機能
ここで情報収集してから実際に本を読むことで読書体験がより素晴らしいものになります。
 
機能②:投稿機能
こちらは将来的に実装できるよう活動中とのことですが、ニシグチさんが友人から聞いたような情報をより多くの人の届けることができ、最高の読書体験が広がっていくと、とても素敵ですね。
 
私も小説が大好きなのですが、自分で選んで購入した本が軒並み面白くない、、、という自負があります。
本屋大賞の受賞作品だったり、人からオススメされる情報に頼り切っているので
この本好きならこの本も好きじゃない?といった、本好きの皆様からのオススメを知れたら嬉しいなーと日頃から思っておりました。
将来的にこんな機能も実装していただけたらとても嬉しいです^^
 
「よみとく」はこちらからダウンロードできます
ニシグチさんの素敵な想いがnoteに綴られています。こちらも合わせてぜひご覧ください。
 
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  • 作品URL
  • 作者X(旧Twitter)
https://twitter.com/Masa_Xedge
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ここからは、DX/組織改革をテーマに
実際に会社や組織の中で業務効率化や経費の削減を行なった例を紹介します。
 

①800万円のプロトタイプ開発費を数千円で

 
元スーパー店長の沖中さんが、まだまだアナログな文化が残る小売業の会社へ、プロトアウトスタオでの学びを持ち帰り、身近な課題をデジタルで解決していった事例です。
 
元々デジタルには苦手意識があり、自分には関係のない世界だと思っていたそうですが
会社の研修でプロトアウトスタジオに出会い、様々な課題をデジタルで解決していくこととなります。
 
まずは身近な課題をしようというテーマのもと
WEB会議の後に送るお礼メールを自動化するシステムを作られたそう。
 
宛先の設定、表題の設定、本文の作成など作業を細分化した中で
どこか自動化できて、どこまでは手作業ではないとできないのか、ここはプロの手が必要かも、といった
自分でどこまでできるのか、という視点を養うことができたと話されていました。
この視点は後々とても役に立ったとのこと。
 
 
その後もLINEを使った日報の提出や、無人店舗のコストカットなど、自身で自動化できる点を会社に提案していたところ
会社が新しくLINEを活用したお弁当のテイクアウトサービスを始めることを聞き
なんとなく嫌な予感が、、、
 
新サービスのシステム開発にかかる見積もりがなんと800万!!!
中には自身でもできそうな内容がチラホラ、、、
一旦テストから始めることを進言し、自身で出来る部分を作ったところ
月々6000円にまでコストを削減できたと言います。大きすぎる金額ですよね。
 
デジタルはわからない、一般人にはできない。だからプロに任せる。と丸投げするのではなく
自分でできることを少しづつでも増やしていき、身近な課題を自分の手で解決できる人を増やすこと、プロトアウトスタジオの目指している形であると感じました。
 
この事例に関するインタビューはこちら
 
沖中さんの作品URLも掲載しておりますのでぜひご覧ください。
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・作品URL
・作者X(旧Twitter)
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②Glideでルーチンワークをデジタル化

 
続いては、依頼内容をとにかくメモする、メモ魔な開発者さんから生まれたアプリです。
 
元々は、自身のメモ自体を楽にしたいと開発を考えていたそうですが
部署内でのヒアリングの結果、引き継ぎとスケジュール管理の問題が見えてきたそうです。
そこで、投稿機能、スケジュール機能、メモ機能を一つにまとめたアプリを開発
 
カレンダーのスケジュール機能をベースに
誰から誰への連絡か、誰が確認しているか、進捗状況はどうかといった内容も共有できる点がとても便利に感じます。
 
私もめちゃくちゃメモするのですが、、、メモしたこと自体を忘れたり、メモしたものの伝達を忘れていたり。
 
メモの内容をデジタル化して共有できることで、伝え漏れ、やり忘れも防げますし
みんなで共有して、みんなで覚えていることが可能となり
何かを忘れてしまったことによる責任感を必要以上に感じることもなくなるなーと。
チームで支え合って仕事をしていくことに繋がる、より働きやすい職場を目指す事ができる、素敵なアプリですね^^
 
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・作品URL
https://protoout.studio/e5958eed437548f2b98be96d9fa31f71
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③社内Botで業務改善 おすすめ3選
 
最後は、LINE Botを使った働きやすい職場環境を目指した事例です。
店舗の人材不足により、新人さんへのOJTを十分に行えていないことに課題を感じていたところ、LINE Botでの解決策を思いついたそう。
開発者さんのおすすめ3選をご紹介します^^
 

❶ちょっと不安、わからないことはいちいち人に聞かなくてもBotに聞こう!

ちょっとしたことがわからなかったり、多分こうだと思うけどすこし自信がなかったり、、、新人の期間に誰もが経験することではないでしょうか
そんな時に、LINE Botにキーワードを送信すると、すぐに返信がきます
 
なんとなく人には聞きづらい、周りの人が忙しそうで聞けない、などというストレスから解放されますね。
 

❷あの操作どうやるの?Botで動画確認!

こちらは、開発者さんの業務で使われているHHT(ハンディタイプのツール)を想定したもの。
操作方法でわからないことが発生した際に、業務内容を入力するとHHTの操作方法が書いてあるURLが返ってきます。
こちら、それぞれの会社で使用しているツールに応用可能ですね。
 

仕事で疲れている。そんなときはChatGPTの優しい彼氏に癒してもらおう!

 
疲れてしまった、、、愚痴を聞いて欲しい、、、
そんな時には優しい彼氏(ChatGPT)が癒してくれます。
 
人のストレス要因はほとんどが対人関係だと言われている中で、
新人さんの気持ちも、トレーナー側の気持ちも、さらにお客様のことも第一に考え
デジタルの知識を持って解決していく、とても優しくて素敵な事例だと感じました。
 
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・作品URL
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最後までお読みいただきありがとうございました!
 
デジタル=数字、機械、効率化、合理化といった、あまり人の心が介入しない、冷いようなイメージがあったり、なんとなく苦手意識があったり、、、
そういった方も多いのではないでしょうか。
 

最後に

プロトアウトスタジオでは
自分の好きなことをさらに広げていくためだったり、日常の困りごとだったり、人間関係をより良くするためのものだったり
人の温かい気持ちが、作品やツールとして開発されています。
 
自分も何か開発してみたい!こんな困り事は解決できるだろうか?などなど
ご興味を持たれた方は、ぜひ一度HPを覗いてみてください!お待ちしております^^