WebサイトをSTUDIOからWraptasに移行しました。
プロトアウトスタジオのWebサイトをWraptasに移行しました。
運営メンバーの須那さんを始め、尽力してくれた皆さん本当にありがとうございます。
ブログ機能を試す意味合いも兼ねて移行時の検討した事項などを記事にまとめてみます。
STUDIOは概ね問題なかったけど。。。
しばらくSTUDIOでWebサイト運用をしていました。STUDIOは良いツールだと思っていて、非エンジニアでも簡単にWebサイトを作ることができます。
うちもNotion文化に移行しなければこのままSTUDIOを使っていたと思います。
今回は幾つかの点が重なり、移行の判断になりました。
1. 内部のオペレーション整備の必要性とNotionの活用が増えてきた
今まではある程度勢いで進めてきたプロトアウトスタジオですが、関わる人が増えてくるにつれて情報がどこにあるのか、内部向けのドキュメント整備、交通整備が徐々に必要になってきています。
最近はこの辺りの整備に伴いNotionを使うことが増えてきています。
内部資料のNotion化が進むにつれてSTUDIOでのWeb編集もNotionでやれると手軽だよなと思うことが増えてきました。
これが一番大きな理由です。
2. STUDIOはGoogleアナリティクス周りでたまに取れないデータがある
細かいところですが、Googleアナリティクスでページのスクロール率を測ることがSTUDIO固有の問題で厳しかったです。
ページを見にきた人がそのページのどこまで読んでくれているかは計測したい指標だったのでこの点は重要でした。
他にも細々とSTUDIOの仕様で計測できないデータがありました。
3. ブログを別途立てようかと思っていた
STUDIOは2023年に料金改定があったのですが、この辺りで元々使っていたBASICプランが廃止になり、CMS機能も同プランだと使えなくなる形になっていました。
STUDIOでWebサイトを作った際に元々あったブログ記事をZennやnoteに移行していたのですが、やはりドメインを強化したいよねという会話もあり、ブログを独自で立てようかといった話題も上がっていました。
この頃にはNotionでドキュメントを書く文化がチーム内でも増えてきたので、ブログもNotionでやれると効率的だよねといった会話があり、astro-notion-blogを検討していました。
ただ、Wraptasに移行することでブログ機能も内包できそうということが途中で分かり、ブログ立てようかという話題も一緒に解決しそうだったのでちょうど良いねという流れになりました。
Super(super.so)にはしなかったのか
国産ツールということもありWraptasを採用してみましたが、類似ツールとして有名はSuperも触ってみてはいました。
触ってみた感覚ですが、ほぼ同じようなことができるような印象を受けたのでライトプランの料金が安く、日本語でのサポート問い合わせができるWraptasを選択した感じです。
(あと元々知り合いが作っていたというところも後押しに 笑)
Superの方がこんなところが良いよ…!って話があればぜひ教えてください 🙂
他にも海外のサービス含めてNotionをWebサイト化するサービスはいくつかあるので、今後も情報収集はしておきたいと思っています。
移行してみてどうか?
アナリティクスや速度面はまだちゃんと計測できてないですが、Notionから編集できるようになったことで、Webサイトの更新速度は運用的に格段に上がったと思います。
1. Webサイトの情報更新を行える人が倍増した
STUDIOを触れるメンバーよりもNotionを触れるメンバーの方がチーム的に多かったので、気になった人がその場でWebサイトの文言や画像を変更できる体制になりました。
(これによる運用の弊害も出てくるかもしれませんがそれはそれでその時考えます。)
2. ブログの記事を書くときの手間が少なくなった
例えばこの記事もサクッとNotionから執筆できてるのは利点な気がします。別のツールに書きに行くと速度が落ちますからね……
3. 表現の自由度が上がった
WraptasではCSSやHTMLを使ってレイアウトを作っていくのでノーコードツールのSTUDIOよりも自由度は上がっているような印象です。JavaScriptも任意に埋め込めそうでした。
この辺りは、STUDIOでは不要だったCSSやHTMLの知識が必要になってくるので難易度も上がるため、メリットでもありデメリットでもあるなと感じています。
知識が必要になる点ですが、運営メンバーの須那さんがCSS知識は無いながらも、ChatGPTに教えてもらって開発を進めてくれました。新時代っぽいですよね。
参考:
4. 現状で感じているビミョーな点
(少しネガ要素あるので折りたたみ)
- 本番と開発環境の切り分けにくさ
運用である程度カバーできますが、テストページが公開されてしまうのが実際の運用だと少し厳しいなと感じています。
Wraptasだとページ単位でGoogleにインデックスさせないように限定公開ができません。STUDIOだとできたんですけどね。なので公開中のページのCSSをいじって表示が崩れる…などを防ぐためには本番ページと同様のテストページを作る必要がありますが、そのままだとインデックスされてしまいます。
Googleサーチコンソールで対応することができますが、Wraptas側で出来ると嬉しいですよね。
- フォーム機能
Googleフォームを使うと申込時のユーザーの動きが上手く取れないため、独自フォームがあるとありがたいところです。これはSTUDIOで使っていたから背景があるからですが、Wraptasにこれが無いのが少し残念な点でした。
この辺の機能追加してほしいですね〜〜