Difyで作成したチャットボットにLINE通知機能を付けてみる
こんにちは、すなこです。
前回の記事ではDifyを使ってWebサイト用のチャットボットを作りました。
チャットボットを設置するにあたって、どのくらい利用する人がいて、どんなこと気になっているのかがわかると便利だよなぁ、、、と思い、チャットボットに問い合わせがあったらLINEに通知が来る機能をつけてみました。
今回は同じようなことをmiiboでやっている記事があったのでこちらを参考にDify用に改変したものです。
Difyって何?チャットボットどうやって作るの?などは前回の記事に記載してありますので、そちらを参考にしてください。
前回の記事はこちら
今回は下の図のようにチャットボットができている状態から始めます。

チャットボットにメッセージが飛んだらLINEに通知
今回はMakeとLINE Notifyを使って仕組み作りをしていきます。
Makeはいろんなサービスを接続することができるiPaasというサービスです。
APIを利用して、複数のサービスやシステム同士を繋げたり、異なるサービス間をまたぐビジネスフローを設計・運用することができます。
感覚的にいじれるので、プログラミングの知識がない方でもいじれるノーコードツールの一つですね。
MakeでLINE Notify連携のサーバーを作る
まずはMakeでWebhookの設定とLINE Notify連携用のサーバーを作ります。
Make上で、
- Custom Webhook
- LINE Send a Notification
- Webhook response
の三つのモジュールを写真のように接続します。

Make側でWebhook設定
まずは、Make側でWebhook URLを取得する必要があります。
- Custom Webhookモジュールを選択し、「Create a webhook」を選択
- Webhook nameを任意の名前とし、Saveをクリック


そうするとWebhook URLが発行されるので、コピーしておきます。

また、この段階でLINE notifyの設定もしてしまいましょう。
LINEノードを選択し、Notify APIとLINEの通知メッセージを設定します。
Notify APIの発行の仕方は下記の記事を参考にしてください。
一旦Notify APIとMessage(とりあえずなんでも大丈夫です)を設定し、Run onceを押してMakeを起動させておきましょう。


Difyのワークフローへの組み込み
次はDifyのワークフローへ組み込んで、チャットボットにメッセージが来たときにMakeに飛ぶように設定しましょう。
ワークフローの開始の+ボタンをクリックし、「HTTPリクエスト」を選択してください。

HTTPリクエストノードの設定画面で以下の項目を設定します。
- API:『POST』を選択し、コピーしたWebhook URLを貼り付け
- ボディ:『JSON』を選択し、送信するメッセージ内容を記載。

あとはDifyワークフローの特性上、出力ノードを設定する必要があるので、それを結びつければDifyのワークフローは完成です。
以下のようになると思います。

動かして再度Message設定
これで一通りの設定は完了したので、チャットボットにメッセージを飛ばしてみてMakeにJSONが飛んでいるかを確認しましょう。
(MakeをRun onceにするのを忘れないでください)

Makeの方を見てみると、Messageの選択にDifyで書き込んだJSONがしっかり反映されていることがわかります。
これで、Dify→Makeに飛んでいることが確認できたので、あとはこのMessageを設定し自分のLINEにも飛ぶようにしましょう。


これでDify→Make→LINEという流れが完了しました!
早速動かしてみたいと思ます。

無事、チャットボットにメッセージを送るとDifyに書き込んだJSONがLINEに飛びましたね。
これで完成です!